ひとりごと





12/26   今年の流行語






このところ、カズオ・イシグロ氏の小説、「日の名残り」の文体が頭を離れず、言葉がいつになく丁寧(慇懃無礼?)になっております。
そこで、今年の流行語折り込み話は、現代版日本の執事と主人の会話ということに致しました。


執「ご主人様、先ほどからあくびばかりなさっておいでですが、
   夜更かしで睡眠負債がたまっておられるのでは?」
主「夜中にJアラートが鳴って寝そびれたのだ。まったく人騒がせな…」
執「まことに、さようで…」

執「今宵のお客様には何をお出ししたらよろしいでしょうか?」
主「妙齢のご婦人なのでね、インスタ映えする料理がいいね」
執「では料理長に、見た目ファーストでとお伝えいたします。
   お席は向い合せがよろしいでしょうか?それとも並んで…」
主「そんな忖度は必要ない。彼女はひふみんが好みだ。とてもかなわん。
   なにしろ35億の男を相手にしているらしいし…」
執「はあ、さようで…」

主「人生100年時代だ。趣味はたくさんあった方が退屈せんだろうな」
執「では、うんこ漢字ドリルでもおやりになってはいかがでしょうか?」
主「ちーがーうーだーろー!とんちんかんでいかん!疲れているのか?」
執「はあ、少々…。私も働き方改革をしていただかないと…」
主「では、うちもプレミアムフライデーでもやるか?」
執「休暇を頂いて、ご主人さまのフォードでドライブがよろしいかと…」
主「どこかで聞いたような気が…。旅行好きだったのか?」
執「まぁ、さようで…」

執「実は私、ユーチューバーでして、ネタ探しの旅に出たいと…」
主「まさか、執事は見た!なんぞといって余計な話を載せるでないぞ!」
執「今はフェイクニュースあり、ポスト真実もありな時代でして…」
主「何がいいたいんだ?つまりは給料を上げろということか?」
執「さようでございます!はい!」


以上、執事など見たこともない、いづみのたわ言でございました。
本年も大変お世話になりまして、誠に有り難く、厚く御礼申し上げます。
来年も、もりへのご来場をお待ちしております。
どちらさまにも良きお年となりますよう、心よりお祈り致しまして、本年の締めくくりとさせて頂きます。






12/22   ゴミ問題



 富士山もゴミ問題で、世界遺産取り消しの危機が…


「不燃ゴミ出しそびれた!やれやれこれは年越しか…」
「それより日本海に落ちてる粗大ゴミ、ミサイル数十個?どうする?」
「もちろん実験とかいって打ち上げた国が回収する義務があるだろ」
「そんな気はなさそうだよ。たぶん」
「パソコンやスマホのゴミといっしょで、錬金術って手があるかも…」

「例の銅像も、あちこちでどんどん増えてるらしいよ」
「いくらいっても分らない、恨み体質の象徴として増殖してる…」
「逆に恥ずかしくないのかな?」
「いずれは粗大ゴミだろうね」
「銅製品を盗む国もあるから、あちらでお願いしたらいいかも…」

「やれやれ、自分で出したゴミは自分で処理してもらいたいね」
「車も廃車にするより、車検切れる前にオークションに出せって」
「ゴミになるか、お金になるか、そりゃ問題だ!」





12/13   日の名残り



 紅葉の名残り(少し前の大田黒公園)



 


ノーベル文学賞受賞のカズオ・イシグロ氏の小説、「日の名残り」が素晴らしい。

名家の執事が、執事としての心がけや仕事ぶりを、丁寧な口調で語る。
イシグロ氏は執事のいる暮らしをしているの?それとも元執事なの?
そんな想像をしてしまう程、リアルで細かい描写と表現力が凄い。
イギリスの上流階級の一面を覗いた打ち明け話のようで、「家政婦は見た!」風な可笑しさもある。
大好きなイギリスの風景はもちろん、滑稽とも思えるような堅く重々しいイギリス紳士の特徴が、手に取るように伝わってくる。

晩年に人生を振り返り、他人との関わりを反省し、人間の品格について深く考える。
そんな主人公の心の動きに、作者の慈愛溢れた人柄を感じる。
題名通り、沈みゆく夕日を静かに眺めるような、美しい作品だった。



 





12/8   水辺の宝石



 石神井公園にて



 


公園の水辺で大勢のカメラマンに狙われているのは、小さなカワセミ。
最近は水が綺麗になったせいか、あちこちで見られるようになった。

翡翠とも青い宝石とも呼ばれるだけあって、瑠璃色の羽根が美しい。
枝に止まっている姿を見ていると、時々肩をすくめるような動きをする。
「綺麗ねぇ」といわれて、「いやぁ、それほどでも…」といっているようにも見える。
いやいや、魚を狙っているだけだって?
野生の生きものは、食べることに全力投球しているのね。






12/5   朝の果物 金といわれて 高騰し



 


今はまだ秋なのかと思っている間に、早くも師走。
天候不順で野菜の値段が跳ね上がった。
葉物は特に激しくて、あるスーパーではレタスが500円だった!
捨てる程採れたこともあったのにねぇ…。
このまま一冬続くんだろうか?

果物が美味しい時期でもあるけれど、これもどうやら不作の傾向。
あまり美味しそうに見えないのは、不作のせいか、絵が下手なのか…?


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